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アライドテレシス、IPv6のハードウェア処理に対応したレイヤ3スイッチなど


CentreCOM 9924T/4SP

CentreCOM 8624PS
 アライドテレシス株式会社は9月5日、全ポートがGigabit Ethernetに対応した24ポートスイッチ「CentreCOM 9924T/4SP」と、PoE給電機能を備えたスイッチ「CentreCOM 8624PS」を発表した。9924T/4SPは9月12日より、8624PSは9月9日より出荷が開始される。

 9924T/4SPは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを24基備えたレイヤ3スイッチ。これらのポートのうち4基はSFPとのコンボポートになっており、光ファイバーのGigabit Ethernetにも対応する。

 また、48Gbpsのスイッチファブリックを実装しており、ワイヤスピードのレイヤ3スイッチング環境を構築可能なほか、オプションのアクセラレータボード「AT-ACC01」や拡張メモリを併用することによって、IPv6パケットの高速ハードウェアルーティングを可能にする。

 加えて、ハードウェア処理によるポリシーベースQoS(8段階)、各ポートもしくはVLANのフローごとに最低帯域を保障する公平帯域制御機能、ポート/サブネット/プロトコル/Privateの各VLAN機能、VLANタグを2重に付加するNested(ダブルタグ) VLANなどの各機能に対応する。価格は、スイッチ本体が90万円(税別)、AT-ACC01が100万円(同)。

 一方の8624PSは、IEEE 802.3af準拠のPoE給電(Ethernet経由の電源供給)に対応したレイヤ3スイッチ。電源供給可能な100BASE-TX/10BASE-Tポートを24基備えており、PoE受電を行える無線LANアクセスポイントやIP電話機などへ、LANケーブルを通じて最大220Wまでの電力を供給できる。またGigabit Ethernetモジュールが装着可能な拡張スロットを2基備え、1000BASE-Tや1000BASE-Xのネットワークとも接続を行える。

 さらに、ACL(Access Control List)を用いたアクセス制御機能、IEEE 802.1pやToS、IPアドレスなどのトラフィックコントロール機能、IEEE 802.1X認証などに対応する。価格は32万6000円(税別)だが、12月末までは19万8000円(同)のキャンペーン価格で販売するとのこと。



URL
  アライドテレシス株式会社
  http://www.allied-telesis.co.jp/
  ニュースリリース(9924T/4SP)
  http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2005/nr050905.html
  ニュースリリース(8624PS)
  http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2005/nr050905_2.html

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( 石井 一志 )
2005/09/05 16:09

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