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マクニカネットワークス、サイトサーベイ機能を備えた総合無線LAN製品群


 マクニカネットワークス株式会社は9月7日、米Trapeze Networksの無線LANシステム「Trapeze Mobility System」の取り扱いを、10月上旬より開始すると発表した。

 Trapeze Mobility Systemは、IEEE 802.11a/b/gに準拠した無線LANアクセスポイント「Trapeze MPシリーズ」、アクセスポイントの管理を行うための無線LANスイッチ「Trapeze MXシリーズ」、統合管理ツール「Trapeze RingMaster」、の3シリーズからなる無線LANソリューション。VLANの標準規格であるIEEE 802.1Qをサポートしており、RADIUSサーバーと連携することによって、ユーザー認証情報をもとにVLANを構成したり、QoS、ACL(アクセスコントロールリスト)などを動的に割り振ったりすることができる。

 また、1つのSSIDに複数のポリシーを割り当てる「バーチャルサービスセット機能」にも対応するほか、Webブラウザ認証に対応したWebAAA認証機能を搭載し、クライアントPCが特定できない利用環境での認証も行うことが可能という。

 管理ツールのTrapeze RingMasterでは、ポリシーベースの管理機能を採用。構成の実装、運用時のポリシー策定やデバイスの更新を容易に行えるほか、不正電波自動検知機能も利用できる。加えて同ツールは、図面データをもとにした事前のサイトサーベイをサポートしており、その結果に基づいてMXシリーズの設定情報を自動作成するため、無線LAN導入時の労力を軽減できるとしている。

 価格は、Trapeze MXシリーズが20万7900円から、Trapeze MPシリーズが10万4790円から、Trapeze RingMasterが42万円から。なおマクニカネットワークスでは今後、Trapeze MX/MPシリーズをセットにした期間限定のお試しパッケージ「Trapezeスターターキット」(31万2900円から)も発売する予定とのこと。



URL
  マクニカネットワークス株式会社
  http://www.macnica.net/
  ニュースリリース
  http://www.macnica.co.jp/release/detail.html?press_release.press_tmp[id]=186.3


( 石井 一志 )
2005/09/07 14:03

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