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Riverstone 15100/15200シリーズの1つ、「Riverstone 15201」
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米Riverstone Networks(以下、Riverstone)は9月26日、キャリア向けのアクセスルータ「Riverstone 15100/15200 Carrier Ethernet Access Routerシリーズ」(以下、Riverstone 15100/15200)を発表した。国内では、リバーストーン・ネットワークス株式会社が2005年第4四半期から販売を開始する予定で、すでに国内キャリアでのロードテストを実施しているとのこと。
Riverstoneのプロダクトマネージメント担当副社長、ジェームズ・ドミネ氏によれば、「キャリアが、(データ、音声、ビデオといった)高い信頼性が必要なトリプルプレイサービスを提供するようになるにつれ、キャリアのサービスエッジにおけるルータにも高い信頼性や性能が要求されるようになった」という。
しかし、これまではその分野において適切な製品がなく、「企業向けの安価で機能が制限された製品を利用するか、高機能だが高価なコア向けの製品を転用するしかなかった」(ドミネ氏)。そこで同社では、従来コア向けに提供してきたモジュラー型ルータ「Riverstone 15008 Ethernet Edge Router」の信頼性や機能をほぼ受け継ぎながら、コストを低減させたボックス型ルータ、Riverstone 15100/15200シリーズを提供することにしたという。
今回提供される両シリーズとも、VPLS、RFC-2547 MPLS-VLAN、BGP、OSPFといったレイヤ3プロトコルをサポートするほか、上位製品と共通したモジュラー型OS「ROS-X」を搭載。同OSでは、一部のモジュラーにプロセス障害が起こってもOS全体に波及せずにすむため、可用性・信頼性が格段に向上するとのこと。
インターフェイスは、15100シリーズが光もしくは銅線のGigabit Ethernetポートを24基、15200シリーズが光もしくは銅線のGigabit Ethernetポートを24基と、10Gigabit Ethernetポート(XFP)を2基備える。処理性能は、15100シリーズが20Gbps/15Mpps、15200シリーズが40Gbps/30Mpps。
■ URL
米Riverstone Networks
http://www.riverstonenet.com/
リバーストーン・ネットワークス株式会社
http://www.riverstonenet.co.jp/
( 石井 一志 )
2005/09/26 17:12
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