日本電気株式会社は10月21日、IP電話機能を備えたアプライアンスサーバー「UNIVERGE iExpress5800/LiteII」において、PBXとの連係機能を強化した新版を追加すると発表した。価格は39万8000円(税別)からで、出荷開始は11月1日の予定。
iExpress5800/LiteIIは、中小規模のオフィスや企業の部門単位での導入に適したアプライアンスで、ファイル/Web/プリンタサーバーなどとして活用できる機能と、SIP対応のIP電話機能を併せ持つ。
今回の新版では、PBXとの接続機能を強化し、アナログ回線用ゲートウェイ、OD回線用ゲートウェイとの接続機能を備えた。これによって、PBX接続回線の効率化が図れるため、ゲートウェイ装置数の削減が可能になるほか、既存PBXを残したまま、必要な部分だけのIP化が実現できるという。
また、ミドルウェア「VCOLLABONET for SV7000」によってアプリケーション連携機能を強化し、SI事業者がIP電話機能を組み込んだ独自システムを容易に開発できるようにした。加えてハードウェア面では、サーバーのCPUを3.0GHzに強化している。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
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( 石井 一志 )
2005/10/21 12:46
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