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グリッドサービスの提供イメージ
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西日本電信電話株式会社(以下、NTT西)は、グリッドコンピューティング技術を利用して計算処理能力を提供する「グリッドサービス」を、12月22日より提供開始する。利用価格は、PC100台分の能力を1カ月利用する場合で、約130万円から。
グリッドサービスでは、NTT西が提供する回線サービス「フレッツシリーズ」ユーザーの持つPCのCPU処理能力を活用して、各種計算を処理する。具体的には、各ユーザーから提供されたPCを閉域網である地域IP網(IPv6)で結び、各PCにおける利用されていない能力を集約することで仮想的なスーパーコンピュータを構築して、計算処理を行う。
スーパーコンピュータの導入・運用にあたっては機器費用などの初期費用のほか、空調費、メンテナンス費などの運用費用が必要になるが、このサービスではNTT西が導入・管理する仮想システムを利用するため、各種費用を大幅に軽減できるという。また、必要に応じて処理能力を柔軟に拡張できる点もメリットになるとのこと。
PC提供の対象となるのは、フレッツ・光プレミアムか、フレッツ・v6アプリを契約しているBフレッツのユーザー。NTT西が、リソース提供時間×2円を支払う。
■ URL
西日本電信電話株式会社
http://www.ntt-west.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0512/051221a.html
( 石井 一志 )
2005/12/21 18:00
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