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ネットアップ、基本性能を強化した中小向けプロキシアプライアンス－URLフィルタとの統合もサポート |
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C1300は、従業員1000名以下の中堅・中小企業を対象とした、プロキシ（キャッシュ）アプライアンスのエントリーモデル。従来製品「C1200」の後継として位置付けられており、CPU性能が強化されたほか、従来の倍となる1GBメモリ搭載、Gigabit Ethernetの搭載によるインターフェイス強化などにより、「パフォーマンスが約50％向上した」（マーケティング本部 プロダクトマーケティング担当 NetCacheプロダクトマネージャ、浅野大介氏）という。 HDDは最大で100GB SATA HDD×3（うち一本はパリティ用）を搭載し、RAID 4を標準で実装。今回、HDDのホットスワップ機能が省かれたが、ストレージ製品でも利用されているOS「ONTAP」やファイルシステム「WAFL」といった、ネットアップおなじみのアーキテクチャをシリーズ共通で採用しており、「データセンター向けの上位製品などで培った、高い信頼性を備える点は変わらない」（浅野氏）。 プロキシ製品には、企業の社内ネットワークとインターネットとの境界に設置して、インターネットアクセスの高速化を図る「フォワードプロキシ」と、事業者などがWebサーバーの手前に設置する「リバースプロキシ」の両用途があるが、C1300では主に前者での用途を想定する。 フォワードプロキシの場合、社内からのWebアクセスを一元的に管理することができるため、高速化だけでなく、クライアントからインターネットへのアクセスを記録・管理することや、ユーザー認証、URLフィルタリングなどのセキュリティ対策を施すことも可能になる。そこでネットアップでは、近年、個人情報保護法や制定が予定されている日本版SOX法などによって、セキュリティ製品への関心が高まっていることを受け、Webセキュリティアプライアンスとして展開する考え。
「（法制定によって）リスクマネジメントに対するニーズも生まれてきており、そこにビジネスチャンスがある。中堅・中小企業では大企業と比べて当社の認知度は低いが、弊社は技術企業であり、そうしたユーザーに対しても役に立つものを提供できると確信しているので、積極的に製品を展開したい」（高沢氏）。 なお、中堅・中小企業向けの市場においては、企業自身の管理リソースが不足していることから、製品を販売するのではなく、月額課金などのサービスとして提供していこうという動きが一部で見られる。ネットアップでは現在、そうしたサービスの提供は考えていないものの、「IIJ-Techなどから当社製品を用いたWebゲートウェイサービスが提供されているため、そうしたところを紹介することでニーズには対応できる」（高沢氏）との見解を示している。 ■ ＵＲＬ 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 http://www-jp.netapp.com/ プレスリリース http://www-jp.netapp.com/news/press/2006/news_rel_20060117.html ■ 関連記事 ・ 「プロキシこそ最良のセキュリティ製品」、米Blue Coat（2005/06/16） ・ ブルーコート、URLフィルタデータベースを搭載したプロキシアプライアンス（2005/08/01）
（ 石井 一志 ）
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