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日本HP、第4世代ASIC「ProVision」を搭載したレイヤ3/4スイッチなど |
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日本HPではかねてから、ネットワークのエッジに高いインテリジェンスを与えて、ネットワーク全体の性能と柔軟性を向上させようという「アダプティブ・エッジ・アーキテクチャ」を提供している。今回発表された5400zl、3500ylの両シリーズは、この構想を支えるエッジスイッチのラインアップ強化を目的として提供される製品だ。 特徴は、日本HP独自のプログラム可能な第4世代ASIC「ProVision ASIC」を搭載している点。このASICによって、アクセスとトラフィックのフローをきめ細かくコントロールできるほか、DoS攻撃への耐性を持つことなども特色という。米HPのProCurve Networking by HP プロダクト・ライン・マネージャー、マーク・ヒルトン氏は「ハードウェア処理によって、ワイヤスピードを維持したまま、8つのパラメータのコンビネーションによって、ポリシーを適用可能だ」と、その性能面の長所を強調していた。 5400zlシリーズのラインアップには、6スロットと12スロットの両モデルが用意されており、12スロットモデルでは、最大48基の10Gigabit Ethernet（GbE）ポート、または288基のGbEポート（1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TもしくはMiniGBIC）をサポート可能。 モジュラーカードとしては、PoE給電対応1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24、MiniGBIC×24、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×20・MiniGBIC×4、10GBASE-CX4×4、X2×4などが用意されている。価格は6スロットモデルが38万8500円から、モジュラーカードが58万8000円からで、4月1日より順次販売を開始する。 3500ylシリーズのラインアップには、20基/44基のPoE給電対応1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを備えた2製品が用意された。両製品ともさらに、4基分の1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T・MiniGBICのコンボポートを備え、最大4基の10GbEポートを搭載することもできる。価格は67万2000円からで、4月1日より販売開始となる。 また6200ylは、エッジスイッチを束ねるアグリゲーション用途に向くスイッチ。24基のMiniGBICを備え、モジュラーカード装着によって4基の10GbEポートを追加することも可能だ。価格は126万円で、2006年夏ごろの発売を予定する。 最後の4200vlシリーズは低価格のシャーシ型スイッチで、4スロット/8スロットの両モデルが発売される。日本HPでは、スタッカブル型の価格でシャーシ型を提供できるモデルと位置付けており、「より信頼性と効率を高めることができる」（ヒルトン氏）という。筐体内には、最大で192基の100BASE-TX/10BASE-Tポート、128基の1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート、32基のMiniGBICを搭載可能で、冗長電源もサポートしている。価格は4スロットモデルで25万2000円から、モジュラーカードが16万8000円から。3月7日より販売を開始する。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-068.html
（ 石井 一志 ）
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