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CIST、FeliCaの簡易認証に対応した認証機能付プリンタサーバーの新版 |
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キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ株式会社（以下、CIST）は3月10日、認証機能付きプリンタサーバー「NetHawk DSSX」のファームウェアと基本ソフトを「バージョン 2.0」へバージョンアップすると発表した。新版の価格は、基本セットで9万8000円（税別）から。 NetHawk DSSXは、非接触型ICカード「FeliCa」を利用した認証機能を持つプリンタサーバー。1台で認証サーバー、カードリーダー、プリンタサーバーの3つの役割を担うことが可能で、現状のネットワーク環境を変更せず、簡単に導入できるのが特徴という。 今回の新版では、FeliCaカードをプリンタサーバー本体に登録しなくとも認証が行える「イージーセキュアモード」を新たに追加した。ICカードを用いた通常のセキュア印刷では、印刷を実行しても印刷物はすぐに出力されず、PCに接続されたカードリーダーと、NetHawk DSSXの双方でICカードが認証されて、はじめて印刷が実行される。 このモードは非常にセキュアであるものの、これまでは登録されたICカードでないと運用ができなかった。しかしイージーセキュアモードでは、一般のSuicaや“おサイフケータイ”などを含めたFeliCa対応のICカードであれば、利用することができる。 FeliCaはすべて固有のIDを持っており、PC側とNetHawk DSSX側、2つのICカードリーダーから入力されたIDが一致していれば、印刷が行われる仕組み。CISTでは、「登録が必要ないため、ホテルやラウンジなど不特定多数のユーザーが集まる場所でも、認証印刷システムを実現でき、無関係な他人に印刷物がわたることを防げる」としている。 また、キヤノン独自のプリンティングソフト「CAPT」搭載プリンタを新たにサポートしたほか、管理ツールの機能を強化。複数台のNetHawk DSSXのログを1台のPCで収集できる機能や、「認証待ち」のまま、たまってしまっているジョブのユーザーを管理者が確認できる「ジョブ登録ユーザー確認機能」の追加などが行われている。 ■ ＵＲＬ キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ株式会社 http://www.canon-ist.co.jp/ ニュースリリース（PDF） http://www.canon-ist.co.jp/press/pdf/2006/03/dssx-v20up.pdf
（ 石井 一志 ）
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