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SpectralWave DW4200シリーズ
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日本電気株式会社(以下、NEC)は3月20日、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer:遠隔波長制御可能な波長多重化装置)の新製品として、「SpectralWave DW4200シリーズ」を販売開始すると発表した。価格は2500万円からで、出荷開始は6月の予定。
SpectralWave DW4200シリーズは、高密度実装技術により従来製品の約1/3に小型化したROADM。NEC中央研究所が開発した波形ひずみ補正LSIを用いることで、現在主流の10Gbps光通信網で利用されている光ファイバをそのまま利用しながら、最大転送速度40Gbpsを実現したという。最長転送距離は600km以上で、光多重波長数としては最大級の80波をサポートするほか、40波モデルも用意した。
また、ネットワーク間の乗り入れ制御をリモートから容易に行えるようにする波長クロスコネクト機能を搭載しており、メッシュ、マルチリングなどのネットワーク構築に対応可能。さらに、光ネットワーク上のルーティング技術であるGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)機能も備え、高信頼ネットワークの構築を可能にするとともに、設備コストの削減も実現するとのこと。
NECでは、今後3年間で2000システムの販売を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0603/2001.html
( 石井 一志 )
2006/03/20 17:08
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