日本ヒューレット・パッカード株式会社は5月10日、ネットワーク構成の障害監視・解析を行う管理製品「HP OpenView Route Analytics Management System4.0(以下、RAMS4.0)」を発表した。販売開始は6月1日より、出荷開始は6月末を予定している。
RAMS4.0は、ルータ間で交換している経路情報を元に、監視・解析を行う管理ソフト。ポーリングなどによる余分やトラフィックによるネットワークへの負担がないため、ネットワーク構成・障害状況などをリアルタイムに把握できるとしている。また、同社のネットワークサービス管理製品「HP OpenView Network Node Manager Advanced Edition(以下、NNM AE)」との連携が可能なため、RAMS4.0で検知した障害をNNM AEで障害の根本原因を把握できるなど、より効率的な管理が行える。そのほか、ルーティング設定変更のシミュレーション機能も用意されており、事前検証も行える。
サポートするプロトコルは、OSPF、IS-IS、BGP、EIGRP、MPLS。価格は、787万5000円から。同社では、通信業界、金融業界などネットワーク管理に多くの作業量を必要とする企業を対象に販売を行うとしている。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-093.html
( 福浦 一広 )
2006/05/10 12:35
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