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日本アバイアとポリコム、IP電話とビデオ会議を統合するソリューション |
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音声と画像のシームレスな企業IPネットワークを実現
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新ソリューションは、両社のグローバルな戦略的提携に基づいて開発されたもので、アバイアのIPテレフォニーソフトウェア「Avaya Communication Manager」に、ポリコムのビデオ会議ソリューションをサポートする機能を統合することで実現した。これによって、アバイアのIPテレフォニー製品で構築された音声ネットワーク機能をそのままに、ポリコムのビデオ会議システムやグループ会議用システム、多地点接続サーバーなどを活用できるようになる。 日本アバイアの代表取締役社長、藤井克美氏は、新ソリューションについて、「すでに米国では2005年12月に発表されているが、今回、ローカライズ作業や販売体制の整備などが完了したことで、日本市場にも投入することができた。ポリコムとの提携によって音声と画像のシームレスな統合を実現したこのソリューションは、当社が注力しているインテリジェントコミュニケーション戦略を進展させるうえで、今後、重要なファクターになると考えている」と語った。 一方、ポリコムジャパンの代表取締役社長、奥田智己氏は、日本におけるビデオ会議市場の現状について、「国内でビデオ会議システムを導入している企業の割合は約25％とみている。導入メリットとしては、出張費や移動時間の削減といった数値として計算できるものだけでなく、コミュニケーションの強化や意志決定の迅速化など企業活動を活性化させる点をメリットに感じている企業も多い」と分析し、「今後は、誰でもいつでも簡単にビデオ会議が行える環境を提供することが重要になる。今回、個人向けIPテレフォニー製品で実績をもつアバイアとの協力によって、より使いやすいビデオ会議ソリューションを実現することができた」と新ソリューションの強みを述べた。 具体的に、新ソリューションでは、アバイア製品で構築された既存の音声ネットワークにポリコムの各種ビデオ会議端末を登録し、認証させることで、音声端末やビデオ端末といった端末機能の違いを意識せずに転送や呼び出し、通話ができるようになる。これによって、シームレスかつ安全なビデオ会議を開くことが可能となる。また、一つのネットワークインフラでポリコムとアバイアの両製品を利用できるため、ネットワークの管理が容易に行えるのも特長。
なお、日本アバイアでは、ソフトフォンの新バージョン「Avaya Desktop Video Edition 2.0」も同日発表した。4月末から日本アバイアの販売代理店を通じて販売開始している。価格はオープン。 「Avaya Desktop Video Edition 2.0」は、ポリコムのデスクトップ向けアプリケーション「Polycom PVX」のビデオ会議機能を、アバイアのデスクトップ向けIP電話ソフト「Avaya IP Softphone」に統合したもの。プレゼンス機能を搭載し、保留、転送、ミュート機能を備えた企業向けソフトフォンの新バージョンで、新たにポリコムのビデオ会議機能をサポートすることで、音声、ビデオ電話、チャットなどのコミュニケーション方式の切り替えが簡単に行えるようになった。 ■ ＵＲＬ 日本アバイア株式会社 http://www.avaya.co.jp/ ポリコムジャパン株式会社 http://www.polycom.co.jp/ ニュースリリース http://www.polycom.co.jp/news/release/2006/0510.html
（ 唐沢 正和 ）
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