日本アルカテル株式会社は5月11日、Ethernet経由で電力を供給するPoE(Power over Ethernet)給電に対応可能なレイヤ3スイッチ「OmniSwitch 6850シリーズ」を発表した。5月15日より販売を開始する。
OmniSwitch 6850シリーズは、これまでの同社製品と同様、独自OSの「AOS」(Alcatel Operating System)を搭載したスタッカブルスイッチ。AOS上で動作する「アクセス・ガーディアン」フレームワークとその自動認証機能により、高いネットワークセキュリティ、可用性が実現できるという。スタックは8台まで対応可能。また音声/ビデオアプリケーション向けに最適なQoS機能を備え、IP v4/v6をデュアルサポートするという。
ラインアップには、Gigabit Ethernet×24のモデルとGigabit Ethernet×48のモデル、さらにそれぞれの上位として、アップリンク用の10Gigabit Ethernetポート×2を搭載するモデルが用意された。加えて各モデルについて、PoE給電対応モデルも発売されるため、全部で8モデルがラインアップされたことになる。なお、Gigabit Ethernetのインターフェイスは、4ポート分が1000BASE-TとSFPのコンボ、残りが1000BASE-T。
価格は24ポートの最廉価モデルで170万円から。日本アルカテルでは、初年度10億円の売り上げを目標としている。
■ URL
日本アルカテル株式会社
http://www.alcatel.co.jp/
( 石井 一志 )
2006/05/11 15:47
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