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富士通と米Cisco、最大スイッチ容量320Gbpsのハイエンドルータ
Fujitsu and Cisco XR12400シリーズ
富士通株式会社と米Cisco Systemsは5月25日、共同ブランドのハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco XR12400シリーズ」4製品を、日本国内向けに販売開始すると発表した。10月の出荷開始を予定している。
XR12400シリーズは、両社の戦略提携によって提供される最新のルータ製品で、大規模環境向けルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」と同様、モジュラー構造を採用した最新OS「Cisco IOS XR」を搭載する。スロットあたり2.5Gbpsから10Gbpsまで対応可能で、ラインアップには、80Gbpsから320Gbpsまでのスイッチング容量をカバーする4製品が用意された。今後は、スロットあたり数10Gbpsに対応する新モデルを追加する計画もあるという。価格は、844万4000円(税別)から。
またCRS-1の機能強化も行われている。同製品では、マルチシェルフシステムの追加による機能強化を実現し、2.5Tbpsのスイッチング容量を構成可能になった。将来的には、製品リリース時に表明されていた通り、最大92Tbpsまでの拡張を予定する。さらにこれらで利用されるOSのCisco IOS XRも強化され、GMPLS機能や、1台のルータを仮想的に複数台に分割するSDR(Secure Domain Router)機能を新たにサポートしている。
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URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
米Cisco Systems
http://www.cisco.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/05/25.html
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