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マイクロソフト、Windows Server 2003のネットワークパフォーマンスを強化するアドオン |
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米Microsoft Corporation（以下、Microsoft）は5月23日（米国時間）、ネットワークのパフォーマンスを強化するアドオンプログラム「Scalable Networking Pack」を発表した。すでに日本語版も提供が開始されており、マイクロソフト株式会社のダウンロードセンターから無償で入手できる。対応プラットフォームは、Windows Server 2003 SP1、同 x64 Edition。 Scalable Networking Packを利用すると、CPUが処理していたネットワーク関連の処理を、ネットワークカードなどに搭載されたハードウェアに任せることができるようになる。Microsoftによれば、オーバーヘッドが、使用形態に応じて20～100％軽減され、ネットワーク関連の処理に費やされていた能力をアプリケーション関連のタスクに回すことが可能になるので、より多くのユーザーセッションのサポートや、ネットワークアプリケーションへの迅速な応答を行えるようになるとしている。 具体的には、TCP/IPの処理をハードウェアにオフロードする「TCP Chimney」機能、PCIバスのハードウェアDMAエンジンを受信処理の支援に使用できる機能を搭載するほか、「Receive Side Scaling」機能では、受信パケットの処理を複数のCPUで行うように拡張可能という。 Scalable Networking Packに対応したネットワークカードやサーバーは、各ベンダから発売される予定。すでに日本HPでは、5月25日に発表したサーバー「HP ProLiant DL580/ML570 G4」のネットワークカードにTCPオフロードエンジン（TOE）を搭載し、TCP Chimney機能に対応を済ませている。 ■ ＵＲＬ 米Microsoft Corporation http://www.microsoft.com/ ニュースリリース（日本語抄訳） http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2694 Windows Server 2003 SP1（32ビット版）用のScalable Networking Pack http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=c65f4a89-f4da-463e-a496-4b5abd660bf9&DisplayLang=ja ■ 関連記事 ・ 日本HP、第4世代の4Wayラックマウントサーバー「ProLiant DL580 G4」など（2006/05/25）
（ 石井 一志 ）
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