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EXAtrax II NS-7500シリーズ
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エスアイアイ・ネットワーク・システムズ株式会社(SIINS)は6月5日、キャリア向けスイッチ「EXAtrax II NS-7500シリーズ」を発表した。価格はオープンで、9月末の出荷を予定する。
NS-7500シリーズは、キャリア向けに信頼性や可用性などを高めたシャーシ型のEthernetスイッチ。ケーブル収容部やパケット処理部などを分割して保守性を高める、交換機と同様の「ミッドプレーン構造」を採用したほか、機器内での管理経路を冗長化するなど、システムの可用性を高めた。
また機能面では、Ethernet上での仮想経路構築と柔軟なタギング処理を可能にする「EtherPVC」機能を搭載。物理ポートをさらに論理ポートとして仮想的に区分けすることにより、階層的なスイッチ処理に対応した。加えて、IEEE 802.1ad(Provider Bridges)とIEEE 802.1ah(Provider Backbone Bridges、MAC in MAC方式)をサポートし、さらなる大規模ユーザーへの対応、異なる手法を採用している複数のサービス網の集約などを可能にしている。
今後は、高機能QoS用プロセッサブレード、上位レイヤでパケットを識別・処理することができるプロセッサブレード、ATM回線用インターフェイスブレードなどを順次リリースする予定。これらは、ブレード単位でアップグレードできるだけでなく、管理ブレードと外部インターフェイスブレードを冗長化することにより、システム全体を止めなくてもアップグレードが可能になるとのことである。
■ URL
エスアイアイ・ネットワーク・システムズ株式会社
http://www.sii.co.jp/ns/
プレスリリース
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=1310
( 石井 一志 )
2006/06/05 14:58
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