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日立、1秒間に200回以上の位置検知を可能にした「AirLocation II」


日立 AirLocation II
 株式会社日立製作所(日立)は7月13日、屋内・屋外での利用に対応する無線LAN位置検知システム「日立 AirLocation II」を発表した。無線情報端末の位置を、1秒間に200回以上の短い周期で正確に特定できるのが特徴。価格は最小構成時394万8000円からで、7月14日より販売を開始し、9月下旬に出荷を始める予定。

 AirLocation IIでは、位置検知とデータ・音声通信が同時にできる基地局に、新たに無線中継機能を装備し、基地局間のLAN配線を不要にした。また位置検知用の受信専用局「AirLocation IIレシーバ」を新たに追加。基地局と組み合わせて利用することで、システム構築費用を大幅に低減するという。加えて、従来は1秒当たり数回だった位置検知の速度を、200回以上に高めることにより、多数の端末の位置を短い周期で検知できるようにしている。

 また、散在する複数拠点の位置情報をデータセンターなどに集中設置したサーバーから遠隔監視制御を行える機能を搭載するほか、IEEE 802.11b/g無線LANに準拠したことにより、既設のアクセスポイントとの混在環境に適応。従来以上に多様なアプリケーションに対応した、大規模かつ柔軟なシステム構築が可能になったとしている。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/07/0713.html


( 石井 一志 )
2006/07/13 18:10

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