丸紅ソリューション株式会社(以下、MSOL)は8月28日、米InMonのネットワーク監視ソフト「InMon Traffic Sentinel」を8月29日より販売開始すると発表した。従来「InMon Traffic Server」として販売されていた製品の新版で、ネットワーク管理機能を強化したほか、レポート/メニュー画面を日本語化して提供する。
InMon Traffic Sentinelは、ネットワーク内を流れるトラフィックの使用状況を常時監視・分析し、引き起こされている問題の原因を特定するためのネットワーク監視ソフト。10Gigabitクラスの高速ネットワークにも対応できるという。
今回の新版では、NetFlow V.9、IPFIXを新たにサポートしたほか、L2/L3トポロジーマッピング/ASマッピング、リアルタイム輻輳(ふくそう)管理、特異性トラフィック検知といった機能の追加が行われている。また解析結果を出力するレポートにP2PトラフィックやRTPトラフィックの分析が追加されるなど、対応レポート数が従来製品の2倍以上に増加している。加えて、sFlowとSnortルールをマッチングさせることにより、sFlow対応スイッチに簡易的なIDS(侵入検知)機能を与えることも可能になった。
価格は、法人向けが250万円から、教育機関向けが167万5000円から。MSOLでは通信キャリア、データセンター、ISPなど、大規模ネットワークを運用する企業・団体を中心に販売する計画で、初年度1億5000万円の売り上げを見込む。
■ URL
丸紅ソリューション株式会社
http://www.msol.co.jp/
ニュースリリース
http://www.msol.co.jp/news/inmon2006/index.html
( 石井 一志 )
2006/08/28 18:23
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