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シスコと富士通、ハイエンドルータ「CRS-1」の4スロット版を発売


Fujitsu and Cisco CRS-1の4スロット版
 シスコシステムズ株式会社(以下、シスコ)と富士通株式会社は10月5日、ハイエンドコアルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」の4スロット版を発表した。同ルータではこれまで16スロット版、8スロット版が発売されており、今回は最小サイズの製品を追加している。参考価格は3336万3000円からで、2007年1月より出荷を開始する。

 CRS-1は通信事業者向けのハイエンドルータで、富士通と米Ciscoが共同で開発している製品。モジュラー構造を採用した最新OS「Cisco IOS XR」を搭載する。今回発売される4スロット版は、より小さいフォームファクタで40Gbpsを利用したいという日本国内の事業者の要求に基づいて開発され、標準の19インチラックに搭載できる。

 I/Oモジュールと転送エンジンは従来の16スロット・8スロット版と同じものを採用。スロット数が少なくなった点以外はこれまでと同等の信頼性、柔軟性を備えるとのことで、ラインカードモジュール、インターフェイスモジュールも共用できる。スイッチング容量は8スロット版の半分にあたる320Gbps。



URL
  シスコシステムズ株式会社
  http://www.cisco.com/jp/
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/10/5.html

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( 石井 一志 )
2006/10/05 11:34

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