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ジュニパー、キャリア向けのEthernetサービスルータを発表


MX960

坂本憲一技術本部長
 ジュニパーネットワークス株式会社(ジュニパー)は10月19日、Ethernetに特化したキャリア向けルータ「MX960」を発表した。960Gbpsのスイッチング/ルーティング容量を持つシャーシ型製品。出荷は2007年第1四半期を予定している。

 MX960は、通信事業者での利用を想定したEthernetルータの新シリーズを構成するもの。Mシリーズ、Tシリーズなどの既存のルータ製品と異なり、ATM系などのEthernet以外のインターフェイスは用意されないが、高密度で、かつポート単価も既存製品よりも安価になる予定という。

 製品は1/3ラックサイズ(14U)の筐体に14スロットを用意。ファブリック部分のSCB(Switch Control Board)を2枚(スイッチファブリックを冗長化する場合は3枚)、DPC(Dense Port Concentrator)を12枚(SCB冗長化時は11枚)まで格納することができる。最大ポート数は10Gigabit Ethernet(GbE)の場合で48ポート、GbEの場合で480ポートと、「競合製品と比べても非常に高いポート密度を達成できる」(坂本憲一技術本部長)という。

 また高性能プロセッサ「I-chip」によって、外向きと内向きで優先度を変えるといったきめ細かなQoSを利用できるほか、DPCではブリッジングとルーティング機能が統合されており、ポート上で同時に動作させることができる。OSはこれまでと同様モジュラー型の「JUNOS」を採用。一部が落ちても全体に波及しない、信頼性の高いモジュラー型OSのメリットや、豊富に持つIPv4/v6、MPLS、L2/L3 VPN、VPLSなどの機能をアピールし、ハードウェア面での強みとあわせて訴求していく。

 ジュニパーによれば、ワールドワイドではキャリア向けEthernet市場は増加傾向で、同市場が諸外国に比べて速く立ち上がった国内でも、その状況は同じという。同社では、「立ち上がりは速かったものの、安定性・信頼性がキャリアサービスに耐えられないなど、品質面で問題があった」と認識。市場拡大による新規導入のほか、既存機からのリプレース需要もあると想定しており、キャリア市場で培ってきた信頼性・ノウハウをアピールして、市場に食い込みたい考え。

 主な用途としては、ブロードバンドエッジやデータセンターにおけるアグリゲーション、豊富なサポート機能を生かしたEthernetのマルチサービスエッジなどを想定。坂本氏は「レイヤ2/3のスイッチ系製品と比べて、マルチサービスをサポートできる点が強み。複数のサービスを提供する場合でも複数のプラットフォームを導入しなくても済む」と、このルータをアピールしていた。



URL
  ジュニパーネットワークス株式会社
  http://www.juniper.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2006/pr-061019.html


( 石井 一志 )
2006/10/19 16:16

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