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WanBooster 6020
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日本電気株式会社(以下、NEC)は12月5日、WAN高速化アプライアンス「WanBoosterシリーズ」のラインアップに、中・大規模オフィスやデータセンター向けの大型モデル4機種、中型モデル1機種を追加すると発表した。2007年1月31日より出荷を開始する。
WanBoosterシリーズは、米Riverbedのソフト「RiOS」のOEM提供を受け、NECのサーバー技術と組みあわされることで製品化されたもの。今回はラインアップに、最大310MbpsのWAN帯域、最大4万のセッション接続数に対応可能な最上位製品「WanBooster 6020」をはじめ、全5機種を追加した。これらのうち大型モデル4機種は、いずれもSAS HDDとRAID 5、冗長電源、冗長FANを搭載して信頼性を強化している点も特徴になる。
価格は、WanBooster 6020が2550万円(税別)、WAN帯域155Mbpsの「WanBooster 5520」が1520万円(同)、WAN帯域4Mbpsの中型機「WanBooster 1520」が360万円(同)、などとなっている。
なおNECでは同時に、出荷済み製品を含む全機種において、ソフトの機能強化を行った。これによって、NFSのファイル転送の高速化が、従来の最大7倍から最大55倍になったほか、QoSの実装によって、VoIPやビデオストリーミングといったリアルタイムデータの転送安定化が図られた。あわせて、日本語ユーザーインターフェイスの提供、分析ツール連携による、管理の利便性、可視性が向上している。
NECではWanBoosterシリーズ全体で、今後3年間に2000台の販売を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0612/0501.html
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( 石井 一志 )
2006/12/05 17:23
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