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沖電気、収容能力を強化した中小企業向けIP電話システム


IPstage EX300 リリース2.0
 沖電気工業株式会社(以下、沖電気)は12月26日、中小規模オフィス向けIP-PBX新版「IPstage EX300 リリース2.0」を同日より販売開始すると発表した。価格は、100回線モデルで600万円(税別)から

 IPstage EX300は、中小規模オフィス向けのIP-PBX装置。NTTドコモなどの無線LANデュアル端末、SIPソフトフォン、PHS、高音質のIP/デジタル多機能電話機など40種類の端末を、アダプタのような付加装置なしで利用できるのが特徴。SIP端末の収容ポート数に関しては、従来機種の最大128から最大512までに増えた。

 端末として「Com@Will」ソフトフォンを利用すれば、最大4名まで対応するTV会議機能やOutlookのような業務アプリケーションとの連携が可能になる。また、従来のIP電話より格段に聞き取りやすい音を実現する高品質VoIP技術「eおと」と、高速・高品質な映像コミュニケーションを実現するビデオコーデック技術「eえいぞう」にも対応する。

 保守性に関しては、USBメモリにシステムデータのバックアップが可能なほか、Webブラウザからの各種設定や、利用度の高い機能をより簡単に設定できる簡易設定モードなどが用意されている。

 さらに、VoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS BR2100」によって、コントローラなしで無線LANデュアル端末が導入可能。また、局線やPHS基地局、デジタル多機能電話機、アナログ内線などをIPネットワーク経由でIPstage EX300本体に収容可能なIP遠隔ユニットを設置すれば、拠点間での内線延長や、IP専用線経由でのPBX拡張など多彩なシステム構成をとることが可能とのこと。

 沖電気では、今後3年間で1万セットの販売を目指す。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2006/12/z06144.html


( 川島 弘之 )
2006/12/27 11:37

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