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OKI、IPセントレックス機能を強化したIPテレフォニーサーバー新モデル


 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は2月22日、IPテレフォニーサーバーの新モデル「IP CONVERGENCE Server SS9100 リリース7」を販売開始すると発表した。3月16日より出荷を開始する。

 SS9100は、企業内でIP電話環境を構築するためのIPテレフォニーサーバー。今回の新版では、アナログ4回線もしくはBRI2回線を収容できるPSTN回線収容装置「IP CONVERGENCE GATEWAY VS」を新たにラインアップし、小規模拠点での局線収容コストを従来よりも低減した。また、ネットワーク障害時に外線の発着信を確保する「サバイバルBOX」も用意。小規模拠点でも、これまでより容易にIPセントレックス環境を導入できるようにした。

 さらに、IP多機能電話機にIDを入力して、個人番号で電話機を使用できるようにするログイン機能によって、フリーアドレスのオフィスや出張先での電話機利用をサポートする。加えて、FOMA/無線LANデュアル端末の新機種「N902iL」への対応、VoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS BR2100」の併用によるau製端末「E02SA」への対応も新たに行っている。

 アクセスラインとしては、NTT東西が提供する法人向けIP電話サービス「ひかり電話ビジネスタイプ」にも対応。大規模向け「VC-D01」と小規模向け「VC-D01S」の両アダプタをラインアップに加えた。あわせて、端末の使い勝手を向上する機能を新たに搭載するなど、PBX機能の拡充も行っているとのこと。

 価格は1000ユーザーモデルで4500万円(税別)から、中小規模向けの「SS9100 TypeM」が200ユーザーモデルで810万円(同)から。OKIでは、両モデル合わせて3年間で4000セットの販売を見込む。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2007/02/z06165.html


( 石井 一志 )
2007/02/22 15:45

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