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アラクサラと日立ソフト、ネットワーク認証が不要なPC不正接続防止技術を共同検証


 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)と日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は2月26日、クライアントPCの不正接続を防止するための、ネットワークへのアクセス制御技術を検証したと発表した。一般に利用されるネットワーク認証手順を必要としない点が特徴という。

 今回検証されたシステムでは、クライアントPCの状態に応じてネットワーク機器を直接操作することによって、IEEE 802.1X認証やWeb認証などを利用せずに、ネットワークへの不正接続を制御・防止できる。

 具体的には、日立ソフトが持つネットワーク機器の接続ポート制御技術「NetInsightII-PortDiscovery Advance」を利用し、アラクサラの機器から通信情報を収集。機器に接続しているクライアントPCの一覧を作成する。この後、管理対象外のクライアントPCが不正に接続されたことを検知した際に、ポート遮断を実施するという仕組みである。

 加えて、この不正接続防止の仕組みを利用するにあたって、従来のCLIやSNMPによる制御と、アラクサラが用意しているプログラムインターフェイス「ON-API」を用いた制御を比較。装置に依存しないAPIを使用するプログラム開発によって、生産性・保守性が向上する点、また装置制御における性能向上が得られる点など、ON-APIが持つ優位性を検証したとのこと。



URL
  アラクサラネットワークス株式会社
  http://www.alaxala.com/jp/
  日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
  http://hitachisoft.jp/
  ニュースリリース
  http://hitachisoft.jp/News/News433.html


( 石井 一志 )
2007/02/26 15:54

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