日本電気株式会社(以下、NEC)は5月17日、auの無線LAN対応ケータイ「E02SA」とSIP対応テレフォニーサーバー「UNIVERGE SV7000」を組み合わせることで、相手の状況に応じたコミュニケーションの確立とオフィス環境と変わらないデータ活用を実現する「UNIVERGE “au”連携ソリューション」を発表した。同日より販売活動を開始する。
同ソリューションはE02SAを、社内では無線LANを活用したワイヤレス内線電話として、社外では携帯電話として利用できるようにするもの。併せて用途に応じて多彩に取りそろえられたオプションセットを利用することで、社内文書へのセキュアなアクセスやグループウェア連携も実現する。
基本セットの構成内容は、UNIVERGE SV7000×1台、E02SA×1台から、無線LANコントローラ「UNIVERGE WLシリーズ」×1台。価格は357万円からで、2007年5月21日のリリース予定。
オプションセットとしては、用途に応じて6種のメニューが用意された。
1つ目が、外出先からの社内電話帳、電子メール、スケジュールの参照、および交通費精算・承認業務を可能にする「UNIVERGE “au”連携ソリューション/ケータイポータル」。価格は210万円からで、6月のリリース予定。
2つ目が、EZweb上での文書閲覧を可能にする「同/モバイル文書閲覧」。E02SA自体にはデータが残らないので、紛失・盗難による情報漏えいの心配もない。価格は325万円からで、5月21日のリリース予定。
3つ目が、社員の現在位置や状況などをリアルタイムに示すプレゼンス情報やスケジュール情報の共有を可能にする「同/アクティブ電話帳」。価格は114万円からで、5月21日のリリース予定。
4つ目が、データベース(DB)で管理する名刺データを、E02SAで検索、表示された名刺データからのクリック操作で電話発信を可能にする「同/名刺管理」。価格は375万円からで、8月のリリース予定。
5つ目が、NEC製グループウェア「StarOffice21」の電子電話帳、メール、スケジュールをE02SAから操作可能にする「同/StarOffice21連携」。価格は38万円からで、2007年上期のリリース予定。
6つ目が、日本IBMの「Lotus Notes」のアドレス帳、メール、そのほかのDBをE02SAから操作可能にする「同/Lotus Notes/Domino連携」。価格は90万円からで、2007年上期のリリース予定。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0705/1701.html
( 川島 弘之 )
2007/05/17 14:07
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