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手元で操作する感覚で遠隔地からサーバーを管理するKVMスイッチ「Dominion KX II」


Dominion KX II

Webベースの管理UI
 日本ラリタン・コンピュータ株式会社(以下、日本ラリタン)は6月12日、一組のキーボード・マウス・ディスプレイから複数台のコンピュータを切り替えて使用可能にする、デジタルKVM(Keyboard/Video/Mouse)リモートスイッチの新版「Dominion KX II」を発表した。7月下旬から販売を開始する。

 同スイッチは、認証機能やWebアクセスなどの重要機能が出荷時に搭載され、わずか数分で設置できるというプラグアンドプレイ型のKVMアプライアンス。

 新版では、目の前のラックに接続して操作する感覚に近い使用感を実現するための機能拡張がなされた。具体的には、Webブラウザベースの新ユーザーインターフェイス(UI)を採用したほか、リモートサーバーとターゲットサーバー間で、特別な調整なしでマウスカーソルを同期させる「ずれないマウス」機能も実装した。

 また、遠隔地のサーバーにHDDやメディアを自在にマウント可能にする「ユニバーサル仮想メディア」機能を追加。これにより遠隔地からのソフトウェアのインストールやファイル転送、データのバックアップなどが、集中管理システムの有無にかかわらず容易に実行できるようになるという。

 稼働率向上のためには、二重化電源装置と二重化Gigabit Ethernetポートを標準装備。セキュリティとしては、強力なパスワードサポートと128ビットAES(Advanced Encryption Standard)を使った新型のセキュリティ対策機能を実現した。リモート電源制御機能もオプションで提供するとのこと。

 ラインアップとしては、16ポートから64ポートまで搭載した6機種を用意。64ポートモデルは年内の発売予定で、価格はいずれもオープン。日本ラリタンでは、国内において年間1000台の販売をめざす。



URL
  日本ラリタン・コンピュータ株式会社
  http://raritan.co.jp/


( 川島 弘之 )
2007/06/12 14:49

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