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加Dialogic、サービスプロバイダ向けマルチメディア処理プラットフォームを発表


マーケティング担当副社長のJim Machi氏

北アジア地区担当セールスディレクターのJoseph Bin氏
 加Dialogic Corporationは6月21日、AdvancedTCAに対応したマルチメディア処理プラットフォーム「Dialogic Multimedia Platform for AdvancedTCA」を発表した。同日より国内での提供を開始する。

 Dialogicは、1980年代前半にコンピュータテレフォニー企業として設立。1999年に米Intelに買収されたが、2006年にEicon Networksに対する同事業部門売却によりIntelから独立、新生Dialogicとしてスタートしている。サービスプロバイダ向けにボイスメールやビデオシステム、ケータイSMS、統合メッセージなどのサービスやアプリケーションを提供。また、エンタープライズ向けには、メッセージングアプリケーションやVoIP、ビデオ会議などのアプリケーションを提供している。

 同社マーケティング担当副社長のJim Machi氏は、「われわれはマルチメディアおよび信号処理のエンジンを提供する企業であり、ソリューションは提供していない。パートナー企業に技術を提供することで、市場での競合を起こしていない」と、あくまでもテクノロジーを提供する企業であると強調した。

 今回発表されたDialogic Multimedia Platform for AdvancedTCAは、同社のソフトウェアHMP(Host Media Processing)の拡張機能を、通信事業者向け次世代通信機器の業界標準規格であるAdvancedTCAに実装したもの。ワイヤード・ワイヤレス環境下において、IP網やPSTN(公衆交換電話網)を通じて、ボイスメールやビデオメール、カラー・リング・バック・トーン、ユニファイドメッセージング、電話会議などのアプリケーションを提供する。

 同社北アジア地区担当セールスディレクターのJoseph Bin氏は、「日本市場はIP化に向かっているものの、現時点では既存回線が残っているのが現状。今回発表した製品は、こうした環境に適した製品。特にオープンアーキテクチャに対応しているので、現在搭載しているデュアルコアプロセッサで600チャネル処理している能力も、マルチコアプロセッサが登場すれば3400チャネルまでサポートすることも可能」と、処理能力においてもすぐれていると述べた。

 国内では東京エレクトロンデバイス株式会社を販売代理店として展開。また、アジア太平洋を対象としたプロフェッショナルサービスを7月に開始するなど、サポート体制の充実も図っている。同社では、2009年には現在の売上を2倍にするとしている。



URL
  加Dialogic Corporation
  http://www.dialogic.com/


( 福浦 一広 )
2007/06/21 13:55

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