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ジュニパー、企業の支店・拠点向けルータ・セキュリティ製品を拡充


 ジュニパーネットワークス株式会社(ジュニパー)は7月17日、ルーティング、セキュリティ製品の新モデルを発表した。企業向け拠点ルータ「Jシリーズ」のラインアップに、「J2320」「J2350」の2製品を追加したほか、統合型セキュリティプラットフォーム「Secure Service Gateway(SSG)シリーズ」においては、「SSG 320M」「SSG 350M」の両製品が提供される。いずれも、2007年第3四半期より販売を開始する予定。

 J2320/J2350は、企業の拠点・支店での利用に適したサービスルータ。また、SSG 320M/SSG 350Mは、ファイアウォールやVPN、IPS(侵入防御システム)、ウイルス対策、迷惑メール対策、Webフィルタリングなどの機能を備えたUTMアプライアンスで、25~100名規模の拠点での利用に適するという。

 このうち、J2320とSSG 320Mは共通のハードウェアプラットフォームを利用しており、PIM(物理インタフェースモジュール)スロット×3と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×4を搭載。VPN暗号化を高速化するEncryption Cardを標準で搭載し、400Mbpsのファイアウォールスループットと、175MbpsのVPNスループットを発揮できるという。

 またJ2350とSSG 350Mの2製品も共通のハードウェアプラットフォームを利用する。こちらはPIMスロット×5と1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×4を備え、500Mbpsのファイアウォールスループット、225MbpsのVPNスループットを発揮できるとのこと。

 今回は同時に、ネットワーク管理アプライアンス「Juniper NetScreen-Security Manager(NSM) Central Manager」と、「Juniper NSMXpress」も発表された。前者は、NSMをアプライアンス化したもので、簡単に導入できる点が特徴。複数の管理インターフェイスを統合し、ファイアウォール/VPNやIPS製品の初期設定、ネットワーク設定、セキュリティポリシーを一元的に管理することができる。一方のNSM Central Managerは、セキュリティポリシーをネットワーク全体に配信するための製品である。



URL
  ジュニパーネットワークス株式会社
  http://www.juniper.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2007/pr-070717.html


( 石井 一志 )
2007/07/17 11:38

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