日本CA株式会社は8月30日、ネットワークパフォーマンス管理ソフトの新版「CA eHealth r6」を発表した。同日から出荷を開始する。
CA eHealth r6は、ネットワークのパフォーマンスを監視して、傾向を分析し、異常なトランザクションに対してはアラートを発することのできる製品。すべての監視対象から収集した履歴データから傾向を分析し、ネットワーク全体の可用性や健全性を測定するほか、将来のパフォーマンスについても予測を行うことができるため、ビジネスサービスに影響が出る前に問題を特定することが可能だ。
新版では、管理機能とポータル機能が強化された。管理対象を直感的に定義する管理用GUI「OneClick」により、人事や財務などビジネス上の観点から管理対象を定義できるようになった。また、役割ベースのポータル「Business Service Console」により、経営者やIT部門の責任者、担当者などの役割ごとに障害が与える影響や関連性を示してくれる。このため、ユーザーは社内でのコミュニケーションや障害時の意志決定をより迅速かつ的確に行えるという。
同社のシステム管理ソフト「CA Unicenter Network and Systems Management」とも連携でき、異種混合システムを一元管理することが可能。今後はさらに、レポートの作成・カスタマイズを強化するエンジン「Report Center」の日本語版も提供する予定とのこと。
管理サーバーの動作OSは、WindowsとSolaris。価格は導入環境により異なるため、問い合わせが必要としている。
■ URL
日本CA株式会社
http://www.ca.com/jp/
ニュースリリース
http://www.ca.com/jp/press/Release.aspx?CID=153398
( 川島 弘之 )
2007/08/30 18:47
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