Enterprise Watch
最新ニュース

メルー、IEEE 802.11n導入をサポートするトラフィック分散システム


 Meru Networks株式会社(以下、メルー)は10月2日、トラフィックを集中管理するための「3ティア・トラフィック・ディストリビューション・システム(3TDS)」を発表した。同社の無線LAN機器用OS「Meru System Director」のオプションとして提供される。

 メルーによれば、企業の無線LAN環境において高速な通信が可能なIEEE 802.11n対応機器を導入した場合、実際の性能は、無線LANスイッチとアクセスポイント、それらの間の有線インフラに大きく依存するという。これは、無線LANスイッチに、IEEE 802.11n対応で高速化されたトラフィックがすべて集積してしまうことが原因。そこでメルーでは、ディストリビューションポイントと呼ばれる役割の機器を導入することで、無線LANスイッチとアクセスポイント間のトラフィックからコントロールトラフィックを分離できるようにした。

 これによってユーザー環境における無線LAN機器やネットワークへの負荷を軽減できるほか、管理も一元的に行うことが可能だ。なお、ディストリビューションポイントとしては、3TDSを導入した自社の無線LANスイッチ「Meru Controller」が利用できる。



URL
  Meru Networks株式会社
  http://www.merunetworks.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.merunetworks.co.jp/news/pr_071002.shtml


( 石井 一志 )
2007/10/02 11:22

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.