エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社(NTTアイティ)は10月16日、従来より提供している既存のSBC(Server Based Computing)システムを大規模化した「マジックコネクト2.0」を発表した。10月17日から販売を開始する。
マジックコネクトは、シンクライアントを導入することなく、個人専用のUSBキーを任意のPCに挿すだけで、サーバーで集中管理するクライアントアプリケーションの利用が可能なSBCシステム。今回のマジックコネクト2.0は、より大規模でも利用できるよう機能強化された製品。具体的には、アプリケーションを実行するサーバーの使用状況により、接続先サーバーを自動的に選択するロードバランス機能が実装されている。
構成としては、中継管理サーバーを社内LANに設置するとともに、アプリケーションを実行するサーバーに、マジックコネクト2.0の専用ソフトをインストール。社外からSBC環境を利用する場合は、DMZ(非武装地帯)にリバースプロキシを設置する。エンドユーザーが個人専用USBキーをPCに挿入すると、中継管理サーバーが利用状況を判断し、適切なサーバーに振り分ける。
手元PCへのファイルダウンロード、コピー&ペースト、プリントアウトの禁止も可能。
価格は、USBキーが1万5750円/アカウント。サーバーライセンスはオープンプライス。
■ URL
エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社
http://www.ntt-it.co.jp/
ニュースリリース
http://www.magicconnect.net/news_release/20071016.html
( 川島 弘之 )
2007/10/16 16:25
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