Enterprise Watch
最新ニュース

アラクサラ、フィルタ機能を強化したGbEレイヤ3スイッチの上位版


AX3640S製品群のうち、AX3640S-24S2XW
 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は、Gigabit Ethernet(GbE)レイヤ3スイッチ「AX3640S」を12月14日より出荷開始すると発表した。

 AX3640Sは、24基ないし48基のGbEポートを備えた1Uラック型のレイヤ3スイッチで、独自のレイヤ2リングプロトコルを搭載し、レイヤ2ネットワークレベルでの高い信頼性を実現。またIEEE 802.1X認証、Web認証、MAC認証といった多様な認証をサポートしており、それぞれの混在利用にも対応することから、柔軟なネットワーク認証環境を構築できるという。

 新製品では、既存製品「AX3630S」と比べてフィルタ機能が強化されたほか、端末収容数を拡大した点が特徴。具体的には、アウトバウンドフィルタ機能を追加し、不正トラフィックの排除といった運用ポリシーを容易に機器設定へ反映できるようにした。また、インバウンドフィルタの設定可能数やMACアドレス収容数を従来製品の2倍へ拡張したことに加え、MAC VLAN収容数も従来比で4倍まで拡張されている。

 ラインアップは全7製品で、もっとも廉価な「AX3640S-24T」以外は、すべてホットスワップ可能な冗長電源を内蔵する。そのAX3640S-24Tは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×24を搭載し、価格は95万5000円から。同製品を冗長電源に対応させた「AX3640S-24TW」は133万3500円から。またAX3640S-24TWに10GbEポート(XFP)×2を追加した「AX3640S-24T2XW」が150万1500円から。

 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×48の製品は2モデルが用意される。1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×48を搭載する「AX3640S-48TW」は174万3000円から、10GbEポート(XFP)×2を追加した「AX3640S-48T2XW」は255万1500円から。

 一方、SFP×24の製品も2モデルがラインアップされる。GbEポート(SFP)×24を備える「AX3640S-24SW」は214万4000円から。また10GbEポート(XFP)×2も搭載する「AX3640S-24S2XW」が260万4000円から。

 なおAX3640S-48T2XWを除く各製品では、GbEポートのうち4基分がSFPと1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tのコンボポートになっている。アラクサラでは、既存の「AX2400Sシリーズ」「AX3600Sシリーズ」と合わせて、今後3年間で7万台の販売を見込む。



URL
  アラクサラネットワークス株式会社
  http://www.alaxala.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.alaxala.com/jp/press/20071130.html


( 石井 一志 )
2007/12/03 12:08

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.