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NEC、NGN対応基盤ソフトのラインアップを強化


 日本電気株式会社(NEC)は12月4日、NGN(次世代ネットワーク)対応基盤ソフトウェア「NC7000シリーズ」のラインアップに、ネットワーク上の個人認証や決済サービスを提供する製品を追加すると発表した。

 NC7000シリーズは、コールコントロールやプレゼンス、音声・映像コンテンツの蓄積・変換・配信など、NGNに対応したアプリケーションサービスをサポートするネットワークサービス基盤ソフトウェア。NGNにおいて、通信事業者やxSPがさまざまなアプリケーションサービスを提供するための基盤として利用できる。

 今回提供される新製品は、NGNが持つ回線認証と個人認証の連携機能を提供する認証基盤ソフトウェア「NC7000-NA」、個人認証におけるID管理や顧客情報との連携・フィルタリングサービスを提供する個人認証基盤ソフトウェア「NC7000-3A-CO」「NC7000-3A-ID」「NC7000-3A-PM」、認証を利用して決済サービスを提供する決済基盤ソフトウェア「NC7000-PS」の計5製品。

 このうちNC7000-NAでは、NGNの回線認証情報にIDなどの個人認証情報を結びつけることが可能で、回線の利用者を特定して、なりすましや不正アクセスを防止できるという。またNC7000-3A-COでは、複数のID管理やID/パスワード管理に必要な各種機能を提供するほか、NC7000-3A-PMでは、ID連携を実現するため、連携対象のサービス事業者情報の管理機能とSLA管理機能を提供。NC7000-3A-IDは、ドメインの異なるサイト間のID連携を可能にする。

 最後のNC7000-PSは、8月に発表されたValista Internationalとの提携に基づく返済ソリューション基盤。支払い、返金、入金、ポイントなどを電子財布により管理し、複数の決済方法からユーザーが選択できるようにする。また決済における関連事業者への収益分配機能を備えており、電子マネーの事業者間連携をはじめとした、新しい電子商取引サービスの価値を創造できるとしている。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0712/0402.html


( 石井 一志 )
2007/12/04 18:27

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