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ノーテル、マルチメディア対応エッジスイッチに10GbE対応モデルなどを追加


ERS4500シリーズに追加された新モデルの1つ、ERS4526GTX-PWR
 ノーテルネットワークス株式会社(以下、ノーテル)は2月20日、エッジ向けスイッチ「Nortel Ethernet Routing Switch(ERS) 4500シリーズ」のラインアップに、5製品を追加すると発表した。また同時に、エントリースイッチ「ERS2500シリーズ」の既存4製品に対しては、スタック機能を実現するためのソフトウェアアップグレードを行った新版を提供する。いずれも販売開始は同日より。

 ERS2500/4500シリーズは、音声と通信が融合した統合ネットワーク環境向けのエッジスイッチ。これまでのノーテル製品と同様の冗長性や処理能力を持つほか、PoE対応の機種の拡充、IP電話機などのデバイスを自動検出して容易に導入できるコンバージェンス機能「ADAC」への対応、などが行われている。またERS4500シリーズでは、スタック接続が可能なことに加え、ERS2500シリーズよりもポート密度や拡張性、冗長性などが高められているという。

 今回はこうした特徴を持つERS4500シリーズに、10Gigabit Ethernet(GbE)アップリンク対応モデルを含めた5製品が新たに追加された。新モデルは、100BASE-TX/10BASE-T×24、GbE×2を備えた「ERS4526T」、同製品のPoE対応版「ERS4526T-PWR」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24、SFPコンボポート×4を持つ「ERS4524GT」、ERS4524GTに10GbE(XFP)×2を追加した「ERS4526GTX」、ERS4526GTXのPoE対応版「ERS4526GTX-PWR」。価格例は、ERS4524GTで38万9000円(税別)から。

 一方ERS2500シリーズに対しては、要望が高かったスタック機能が追加された。この機能を利用すると、同シリーズ同士であれば、どの製品の組み合わせでも、最大8台までのスイッチをスタックして、あたかも1台のスイッチであるかのように扱えるという。なお、既存製品のユーザーは、ソフトウェアライセンスキットを購入すればスタック機能を追加できるとのこと。ERS2500シリーズの価格例は、100BASE-TX/10BASE-T×24とSFPコンボポート×2を備えた「ERS2526T」で10万6000円(税別)から、既存ユーザー向けの追加ライセンスキットは2万9000円(同)から。



URL
  ノーテルネットワークス株式会社
  http://nortel.com/jp
  ニュースリリース
  http://www2.nortel.com/go/news_detail.jsp?cat_id=-8055&oid=100236351&locale=ja-JP


( 石井 一志 )
2008/02/20 16:19

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