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ジュニパー、制御プレーンを分離独立した新システム「JCS 1200」


JCS 1200
 ジュニパーネットワークス株式会社(以下、ジュニパー)は2月26日、制御プレーンをルータから外部へ分離独立させた新しいシステム「Juniper Control System(JCS) 1200」を発表した。販売開始は2008年第2四半期を予定している。

 ジュニパーでは、1996年に発売したマルチサービスエッジルータ「M40」で制御プレーンとパケット転送プレーンの分離独立を実現。その後両プレーンの機能は、ネットワークトラフィックの急増とともに拡張されてきたが、サービスプロバイダにとっては、これらを同時に拡張することが大きな課題だった。

 JCS 1200はこの課題を解決するためのソリューションで、複数のルーティングエンジンを搭載する独立した制御システムとして提供される。具体的には、ハイエンドコアルータ「Tシリーズ」の制御プレーンを完全に分離・拡張させることで、それぞれのサービスに特化した、安全で柔軟な仮想環境の構築を可能にするという。

 製品は12Uサイズで、12のREスロットを搭載。RE専用システムとして、40Gbps/100Gbpsパケット転送プレーンの機能と完全に分離しているので、複数ルータ間でサービスごとの機能分離・統合を実現でき、ネットワークの運用効率が向上するとしている。



URL
  ジュニパーネットワークス株式会社
  http://juniper.co.jp/
  プレスリリース
  http://juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2008/pr-080226.html


( 石井 一志 )
2008/02/26 19:06

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