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日立システム、米Aruba Networks製の無線LAN・IP電話システムを販売


 株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は3月24日、アルバネットワークス株式会社と販売代理店契約を締結し、セキュアな無線LANシステムやIP電話システムを構築できる「Arubaシリーズ」を販売すると発表した。提供開始は3月25日から。

 Arubaシリーズは、集中管理型無線LANシステムを実現するセキュリティ機器とアクセスポイントをセットにした製品。IEEE 802.11xアクセス制御、Web認証、MACアドレス認証、VPNなどの多彩な認証方式をサポートするほか、追加するアクセスポイントの設定が容易なのが特長。ファイアウォールと同等の機能を利用ユーザーに適応し、ユーザーごとにアクセスできるサーバーを制限することもできる。

 また、不正な無線LAN機器が接続された場合に、位置特定機能でその機器の場所を地図で表示したり、ネットワークから遮断したりすることも可能だ。無線LAN上にIPテレフォニー環境を構築する「VoWLAN」技術を利用することで、携帯電話を内線として利用可能なIP電話システムも実現する。

 集中管理無線LANシステムの価格は、小規模向け「Aruba 200」が37万8000円から、中規模向け「同 2400」が188万8950円から、大規模向け「Aruba 6000」が272万8950円から。

 ワイヤレスアクセスポイント製品の価格は、IEEE 802.11a/b/g対応モデルが8万2950円から。IEEE 802.11a/b/g/n対応モデルが30万9750円。

 そのほかワイヤードアクセスポイント製品の価格が7万2450円から。

 日立システムでは、2008年5月に大森・川崎地区の各拠点を集約する日立大森ビルにて、Arubaシリーズを用いた無線LANシステムとIP電話システムを展開する予定。日立製品準拠の機器としてグループ各社にも拡販を行う予定とし、今後3年間で50億円の販売をめざす。



URL
  株式会社日立システムアンドサービス
  http://www.hitachi-system.co.jp/
  アルバネットワークス株式会社
  http://www.arubanetworks.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hitachi-system.co.jp/press/2008/pr080324.html


( 川島 弘之 )
2008/03/24 11:58

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