アジルネットワークス株式会社(以下、アジルネット)は4月28日、ヤマハのIP電話会議システムに対応したモバイルセントレックスサービス「アジルフォンビズ for プロジェクトフォン」を発表した。VPN不要でプロバイダフリーのインターネット無料電話会議を行えるのが特長。SaaS型サービスとして同日から提供を開始する。
アジルフォンビズ for プロジェクトフォンは、無線IP電話やPHSなどの制御装置の設置・管理を代行するモバイルセントレックスサービス。ヤマハのプロジェクトフォン「PJP-50R」に正式対応しているのが特長。必要なソフトウェアなどはSaaS形式で提供する。
PJP-50Rは、ヤマハが音声機器ベンダとして培った技術を生かし、自然な音声や高い操作性を実現したプロジェクトフォン。これに、アジルネットの初期費用無料で始められるIP-PBXサービス「アジルフォンビズ」を併用することで、特定のネットワーク環境での利便性を高められるという。
具体的には、インターネット越しにプロバイダフリーで企業ネットワークに接続し、手軽に電話会議が開催できる。こうした利用の場合、従来はVPNを導入する必要があったが、アジルフォンビズではインターネット上のSIPサーバーを利用するため、VPNなしでNAT越えが可能になるとのこと。
また、プロジェクトフォンからアジルフォンビズを利用した電話会議サービスに接続することで、参加人数が無制限の多地点接続に対応する。さらに内線だけでなく、外線接続からの会議参加も可能なため、従来よりも柔軟な電話会議が可能になるとしている。
■ URL
アジルネットワークス株式会社
http://www.agile.ne.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.agile.ne.jp/pdf/p20080428.pdf
( 川島 弘之 )
2008/04/28 15:03
|