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富士通、大容量映像データを高速配信するSaaS型サービス


 富士通株式会社は6月19日、NGN時代を見据えた映像配信サービスとして、「FENICS IPビデオ配信サービス」および「FENICS Web高速配信サービス」を発表した。SaaS型サービスとして、同日より提供を開始する。

 FENICS IPビデオ配信サービスは、高度な圧縮技術を活用し、映画やテレビ番組などの大容量映像データをインターネット環境で高速配信するもの。著作権管理などを含め、映像のセキュアな運用が可能という。鮮明な映像の配信を可能にするため、動画データ圧縮規格であるH.264方式に、独自の圧縮技術を組み合わせた。第一号ユーザーとして、松竹が採用を決めている。

 一方のFENICS Web高速配信サービスは、大容量化する企業のWebサイトの映像・音声データなどを効率よく配信し、Webサイト閲覧の高速化を図るもの。アカマイのサービスを活用することで、エンドユーザーからもっとも近いルートを選択し、パケットロスの少ないネットワーク環境を提供することが可能で、これによりリッチコンテンツを保有するWebサイトでも安定した高速配信が実現するという。

 価格は、FENICS IPビデオ配信サービスが20万円(税別)/月から、FENICS Web高速配信サービスが60万円(同)/月から。このほか、コンテンツの登録・保存・配信にかかる費用は、容量に応じて従量課金制となる。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/06/19-4.html

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  ・ アカマイの技術を富士通が採用-クラウドコンピューティング実現に向けて(2008/04/03)


( 川島 弘之 )
2008/06/19 12:54

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