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シスコ、データセンターの仮想化を支援する製品群を発表


 シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は6月26日、「Cisco Data Center 3.0」戦略の強化の一環として、データセンターの仮想化を支援する3製品を発表した。

 今回発表されたもののうち、「Cisco Wide Area Application Services(WAAS)ソフトウェア リリース 4.1」は、アプリケーション高速化・WAN高速化を実現する製品の新版。支店・支社を対象に、仮想アプリケーションホスティングサービス、アプリケーションアクセラレーション、ビデオ配信などを提供する。今回は新たに、ネットワーク組み込み型の仮想化機能をサポートし、Windows Server 2008などのサービスをリモート拠点側の「Cisco WAASアプライアンス」へ導入できるため、サーバーのハードウェア要件を軽減するという。

 2つ目の「Cisco Application Control Engine(ACE)ソフトウェア リリース3.1」は、ACE 4710アプリケーションスイッチ向けのソフトウェア。同スイッチの性能を拡張し、最大4Gbpsのスループットと最大2Gbpsの圧縮性能を実現するほか、また仮想プラットフォームにおいてマルチメディアサポートを可能にする。3つ目の「Cisco VFrame Data Center ソフトウェア リリース1.2」では、ACEとVMware ESXとの統合を実現し、両製品上で、エンドトゥエンドのインフラストラクチャ・プロビジョニングを提供するとのこと。

 これらはいずれも、2008年第3四半期に提供される予定。



URL
  シスコシステムズ合同会社
  http://www.cisco.com/jp/


( 石井 一志 )
2008/06/26 18:08

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