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D-Link、検疫・認証システムとの連携が可能なL2+スイッチ


DGS-3200-16
 ディーリンクジャパン株式会社は7月4日、エンドポイントセキュリティ機能が特長のレイヤ(L)2スイッチ「DGS-3200-16」を発表した。標準価格は10万8000円(税別)。パートナー各社を通じて販売し、8月末から出荷する予定。

 DGS-3200-16は、エンドポイントのセキュリティ機能を備えたL2+スイッチ。1000BASE-Tポート/100BASE-TX/10BASE-T×16ポート(うち2つはSFPコンボポート)を搭載。仮想スタックや先進L2+機能と組み合わせることで、デスクトップからのGigabit接続のみならず、バックボーンスイッチとともに全社的なネットワーク環境の増強にまで対応するという。また温度可変式静音ファンの搭載により、50度の室温環境に耐える仕様とすることで、利用シーンの幅を広げた。

 セキュリティとしては、検疫・認証などを含む多くの機能を搭載。マイクロソフトのNAP、NTTデータ先端技術の「NOSiDE Inventory Sub System 2007」などの検疫ソリューションへ対応するほか、IEEE 802.1X認証、Webベース認証、MACアドレス認証などをサポート。また、認証・未認証ユーザーの動的なアクセス制御を実現する「ダイナミックVLAN」にも対応する。加えて、不正な攻撃やウイルスによるスイッチのオーバーロードを防ぐための「D-Linkセーフガードエンジン」も備えることで、高い可用性を実現しているという。

 管理面では、D-Link独自の「SIM(Single IP Management)機能」などにより、Webブラウザだけでネットワークを視覚的に管理することが可能。SIMは、SNMPシステムが不要なため、コストパフォーマンスの高いネットワーク運用が可能となるという。

 そのほか、「802.3adリンクアグリゲーション」を搭載。QoSで特定のパケットの転送を優先する「802.1pプライオリティキュー」、ポート/DSCP/MACアドレス/IPv4、IPv6/VLAN ID/L4プロトコルタイプ別に優先度をつける「パケットクラシフィケーション」などもサポートしている。



URL
  ディーリンクジャパン株式会社
  http://www.dlink-jp.com/Dlink/
  ニュースリリース
  http://www.dlink-jp.com/Dlink/news/dsp.cfm?news_id=38


( 川島 弘之 )
2008/07/04 13:26

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