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アライドテレシス、エンタープライズ向けシャーシスイッチの中位モデル


SwitchBlade 6700Sシリーズ
 アライドテレシス株式会社は7月22日、10Gigabit Ethernet(GbE)対応シャーシ型スイッチ、「SwitchBlade 6700Sシリーズ」「同 6300Sシリーズ」の出荷を同日より開始すると発表した。

 SwitchBlade 6700S/6300Sの両シリーズは、シャーシ型マルチレイヤスイッチの中位モデルで、既存の「SwitchBlade 7800S」と「同 5400S」の間に位置付けられる。いずれも、ハードウェア処理による高速ルーティングをサポートするほか、さまざまなルーティングプロトコルに対応。リングプロトコルを用いた障害時の高速切り替えにも対応しており、ハードウェアの完全二重化とあわせて、安定した稼働を実現するという。最大スイッチング容量は、SwitchBlade 6700Sシリーズが1.15Tbps、同 6300Sシリーズが192Gbps。両シリーズとも、1GbEは最大192ポート、10GbEでは最大64ポートを収納でき、映像などの大容量アプリケーションの利用によるトラフィック増加にも十分対応可能とのこと。

 セキュリティ機能としては、なりすましなどの不正トラフィックを防止するuRPF(unicast Reverse Path Forwarding)を実装。IEEE 802.1X認証やWeb認証、MAC VLANとの組み合わせによるセンター認証も行える。また、ループ防止のための各種機能や、ブロードキャストストームの波及を防ぐストームコントロール機能も搭載した。このほか、部品点数の削減で装置自体の消費電力を低減するとともに、動作周波数を落とし消費電力を低減させる「低消費電力動作モード」も利用可能。加えて、未使用ポートをディセーブル化して待機電力を低減させることもできる。

 価格は、SwitchBlade 6700Sシリーズが800万円(税別)から、同 6300Sシリーズが500万円(同)から。



URL
  アライドテレシス株式会社
  http://www.allied-telesis.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2008/nr080722.html


( 石井 一志 )
2008/07/22 13:46

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