京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は8月21日、イントラネットへのセキュアなリモートアクセスを実現するサービス「CAREN」を発表した。9月1日より提供を開始する。
CARENは、統制されたアクセスをコンセプトとしたリモートアクセスサービス。社外ネットワークから社内のイントラネットへアクセスする際に、事前に許可された端末かどうかをMACアドレスやUUIDなどでチェックするほか、ID/パスワード、ワンタイムパスワードなどの認証を組み合わせて、セキュアなリモートアクセスを提供するという。さらに、OSのパッチ適用状況などをチェックする検疫ネットワーク機能も利用可能で、セキュリティポリシーを順守していない端末からのアクセスを防止できるとのこと。
こうしたアクセス制御は、ユーザーの所属組織や雇用形態などにあわせて、ユーザーごと、グループごとに行える。また、専用のクライアントアプリケーションを用いることで、ユーザーに複雑な認証を意識させない点も特徴。加えて、認証・検疫・接続履歴を分析したレポートを提供し、管理者の運用を支援する機能も備えている。
価格例は、50IDの場合で月額10万5000円から、1000IDの場合で月額78万7500円から。このほか、初期構築費用、ハードウェア費用、ハードウェア保守費用、アクセス回線費用が必要になる。KCCSでは、年間3億円の販売を見込んでいる。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/080821.html
( 石井 一志 )
2008/08/21 12:22
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