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シーゴ、SANブートに対応したI/O仮想化アプライアンス-VMwareとの連携も強化


 シーゴシステムズ・ジャパン株式会社(シーゴ)は10月7日、I/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780 x2」を発表した。11月末より販売を開始する予定で、価格は488万円(税別)から。

 I/O仮想化コントローラは、サーバーが持つインターフェイスを集約して仮想化することで、効率的なI/O環境を構築するアプライアンス製品。機器間接続の配線や運用管理の簡素化を実現し、I/Oの拡張にかかるコストを約5割削減するほか、これらにまつわるシステム障害を低減できるという。また、仮想化環境にも適用でき、I/OのQoSを保証できることから、結果としてI/Oのボトルネックをなくせるとした。

 今回発表されたVP780 x2では、こうした特徴を受け継ぎながら、3つの機能を主に拡張した。具体的には、まず、個々のサーバーとの接続を従来の10Gbpsから20Gbpsへ拡張。またアプライアンスのOSをアップグレードし、SANブートとiSCSIブートを新たにサポートしている。加えて、VMwareとの連携強化により、仮想マシンから物理スイッチのポートまでの、仮想リンク全体のトポロジを同一モニタ上で確認できるようにした。これによって、障害発生時の対応がよりしやすくなるという。



URL
  シーゴシステムズ・ジャパン株式会社
  http://www.xsigo.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.xsigo.co.jp/news/2008/1007.html

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  ・ シーゴ、サーバーのネットワーク・FCポートを仮想化するアプライアンス(2007/05/15)


( 石井 一志 )
2008/10/07 12:12

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