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ウィルコム、PHSを内線化する「W-VPN」の大企業向け新サービス


 株式会社ウィルコムと株式会社ウィルコム沖縄は11月18日、全国モバイル内線ソリューション「W-VPN」において、従来より多くのPHS電話機を同時に内線として利用できる「PRI(Primary Rate Interface)専用回線」サービスを発表した。11月20日より受け付けを開始する。

 W-VPNは、内線網の交換機(PBX)とウィルコムのネットワークを直接接続することによって、同社製PHSに内線番号を付与し、同社のサービスエリア内であれば、内線番号そのままでオフィス電話とPHS間の定額通話を実現するサービス。

 以前から提供されていた「BRI(Basic Rate Interface)専用回線」サービスよりも、回線あたりの同時通話数を拡大、大企業でも利用できるようにしたのが今回のPRI専用回線サービス。BRI専用回線サービスでは、回線あたり同時に2通話まで可能だったのに対し、新サービスでは回線あたり同時に23通話まで可能になっている。

 これにより企業内の通信コストを大幅カットできるほか、大掛かりな設備が不要なため、初期コストも抑えられるとしている。

 PRI専用回線の回線あたりの利用料は、月額費用が3万1500円、初期費用が6万3000円。このほか、ウィルコム定額プラン、もしくはウィルコムビジネスタイム定額トリプルプランの加入、およびW-VPN内線オプションの契約が必要。同オプションの回線あたりの利用料は、月額費用が315円、初期費用が1050円。



URL
  株式会社ウィルコム
  http://www.willcom-inc.com/ja/
  株式会社ウィルコム沖縄
  http://www.willcom-inc.com/ja/okinawa/
  プレスリリース
  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/11/18/index.html

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( 川島 弘之 )
2008/11/18 16:25

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