丸紅情報システムズ株式会社は11月26日、米Ekahau製無線LAN構築・設定支援ツールの新版「Ekahau Site Survey バージョン4.4」を発表した。IEEE 802.11nに対応したのが最大の特徴という。価格は24万9000円(税別)から。
Ekahau Site Surveyは、無線LANアクセスポイントの配置を最適化するソフトウェア。アクセスポイントの電波強度をグラフィカルに表示できるほか、電波強度のシミュレーションと測定に対応し、無線LAN環境構築時間の削減と効率的な配置を実現するという。
新版では、これまで対応していたIEEE 802.11a/b/gに加えてIEEE 802.11nをサポート。また、ビルなど階層化された場所での電波強度をマップ表示でき、上下階のアクセスポイントの影響を考慮した最適化も行えるようになった。加えて、無線LANネットワークが通常の無線LAN通信やVoWLAN(無線VoIP)といった、使用環境に最適化されているかどうかも検証できる。
価格は、基本となる「スタンダードエディション」が24万9000円(税別)、オフサイトでのシミュレーションプランなどが可能な上位版「プロフェッショナルエディション」が59万8000円(同)。丸紅情報システムズでは、販売開始後1年間で100ライセンス、5000万円の販売を見込んでいる。
■ URL
丸紅情報システムズ株式会社
http://www.marubeni-sys.com/
ニュースリリース
http://www.marubeni-sys.com/news/2008/1126.html
( 石井 一志 )
2008/11/26 13:49
|