F5ネットワークスジャパン株式会社(以下、F5ジャパン)は12月3日、ミッドレンジ向けハードウェアプラットフォームの新モデル「BIG-IP 6900」を発表した。エントリーモデル「BIG-IP 1600/3600」とハイエンドモデル「VIPRION」の間に位置付けられる。価格は1370万円(税別)からで、同日より販売を開始する。
BIG-IP 6900は、F5ジャパンのアプリケーショントラフィック管理製品「BIG-IP」で利用されるハードウェアプラットフォーム。2つのデュアルコアCPUを搭載し、VIPRIONで培われたクラスタ・マルチ・プロセッシング(CMP)技術を利用することで、最大6Gbpsのレイヤ7スループット、最大2万5000TPSのSSLトランザクション性能といった、高い性能を実現。アプリケーション配信環境をサポートするために必要なデバイス数が削減できることから、必要な電力、スペース、冷却システムを低減可能なほか、管理負荷も軽減するという。
加えて、Fast Cache、IPv6 Gateway、レートシェーピング、SSLオフロード、圧縮機能を標準搭載し、BIG-IP用のモジュールとして自由に拡張できるため、ビジネスニーズの変化に応じたアプリケーション配信インフラの拡張も柔軟に行えるとしている。
■ URL
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
( 石井 一志 )
2008/12/03 12:53
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