沖電気工業株式会社(以下、OKI)は1月14日、中小規模システム向けサーバー監視アプライアンスの新版「DressUP Cockpit V3」を発表した。同日より販売を開始する。
DressUP Cockpitは、中小規模システムで手軽にサーバー監視を実現するためのアプライアンス製品。今回の新版では、複数システムの運用管理にも対応できるよう、管理機能が強化されている。具体的には、複数の担当者で複数システムの運用管理業務を分担して行えるように、担当者の役割や権限・管理体制に応じて管理ポリシーをきめ細かく設定できるようになった。システムごとに担当者グループを割り当て、担当者には担当するシステムのみを扱えるようにしているため、セキュリティも確保できるという。
また、監視対象とするイベントの内容により、通知先や通知方法を変更できるほか、重要度や緊急度に応じて対応者や対応方法も決めておけることから、万一の障害時にも該当する担当者が迅速に対応できるとのこと。通知機能については、メール、警告灯、ほかのネットワーク管理システムといった従来対応しているものに加えて、オプションの追加で電話発信も可能になっている。
さらに、TCP/UDPポートの状態監視による、ネットワークサービスへの接続の可否が判断可能になったほか、任意のMIB情報を取得する機能が追加され、システム個別の情報を使った運用監視のニーズにも対応できるようになったとしている。
価格は、サーバー台数50台(ネットワーク機器とあわせて100台)までの場合で180万円(税別)から。OKIでは、DressUP Cockpit全体で、3年間に600セットの販売を見込んでいる。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/press/2009/01/z08120.html
( 石井 一志 )
2009/01/14 12:12
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