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UQ Com、「UQ WiMAX」を2月26日に23区と横浜・川崎で開始へ

試験サービスは無料。商用時の料金は月額4480円

UQ Comの田中社長

手に持つのはUSB端末「UD01SS」
 UQコミュニケーションズ(UQ Com)は、2.5GHz帯を利用したモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」を2月26日に開始すると発表した。月額4480円だが、6月30日までは無料で利用できる。

 UQ Comは、2007年8月にKDDIが企画会社として設立した「ワイヤレスブロードバンド企画」が前身。その後、インテルキャピタルやJR東日本、京セラ、大和証券グループ本社、三菱東京UFJ銀行が出資し、同年12月に2.5GHz帯の免許割り当てを受けた。また、事業会社化に合わせて、2008年2月に現在のUQコミュニケーションズへと社名が変更されている。

 3日に開かれた発表会で、同社のモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)のサービス名称を「UQ WiMAX」と発表。同時に、2月26日より下り最大40Mbpsのサービスを開始することを明かした。

 定額プラン「UQ Flat」の月額料金は4480円で、別途登録料2835円が必要。なお、2月26日から6月30日までは試験サービスとして、基本使用料と登録料が無料になる。その上で、7月1日以降に有料サービスを開始するという。

 当初のサービスエリアは、東京23区と神奈川県横浜市、川崎市の一部。加えて、JR東日本の山手線をはじめとした首都圏44駅にもWiMAX基地局を設置する。また、2009年6月末までに東名阪エリアへのサービス拡大を予定だとしている。

 通信速度は下りが最大40Mbpsで、上りが10Mbps。発表会場のデモでは下り16Mbps、上り3Mbps程度の数値が確認できた。このほか、東海道新幹線などで利用できる公衆無線LANサービス「UQ Wi-Fi」を無料で2009年秋よりオプション提供する。

 データ通信端末は、合計4種類。NECアクセステクニカ社製のUSB端末でオートインストール対応の「UD01NA」とPCカード型端末「UD02NA」、MODACOM社開発でシンセイコーポレーション製造のUSB端末「UD01SS」とExpressCard/34型端末「UD02SS」になる。販売価格はUSB端末が各1万2800円、それ以外が各1万3800円。

 なお、2月3日13時より合計5000名のモニター募集を実施する。同モニター制度は、応募資格を満たす申込者に対して、データ通信カードを無償貸与するもの。また、7月以降の有料化後も利用を希望する場合には無償譲渡される。


当初ラインアップされる端末は合計4種類 サービスエリア展開スケジュール


URL
  UQ WiMAX
  http://www.uqwimax.jp/


( 村松 健至 )
2009/02/03 16:19

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