沖電気工業株式会社(OKI)は2月12日、ビデオ会議システム「Visual Nexus」のHD対応製品「Visual Nexus ver4.0 HD」を発表した。フルHD対応の既存ビデオ会議システムの市場価格と比較すると、約1/2の導入コストで構築が可能という。販売は同日より開始する。
Visual Nexus ver4.0 HDは、HD解像度に対応したビデオ会議システムで、1080i(1920×1080ドット)、1080p(同)、720p(1280×720)の各解像度をサポートする。製品はMCU(多地点接続装置)の「Visual Nexus Meeting Server HD」と、PCクライアント「同 Endpoint HD」で構成され、いずれも各社のSD/HD対応ビデオ会議端末との接続を行えることから、すでに他社製端末を導入済みの環境でも利用可能という。
また、MCU上で最大16画面の映像をHD解像度で1画面に合成し、端末に配信する機能を搭載。SD/HDの両端末が混在するケースでも、MCU側が持つ解像度変換機能によって自然なビデオ会議を開催できる。さらに、PC上でも最大720pまでのビデオ会議通信をサポート。各社のHD端末とデータを共有した会議を行えるほか、共有資料の操作、書き込みにも対応するとのこと。
価格は、5拠点への導入時で387万円(税別)から。Visual Nexus Meeting Server HDは4月、同 Endpoint HDは6月の出荷開始を予定している。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/press/2009/02/z08131.html
( 石井 一志 )
2009/02/12 15:28
|