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ブルーコート、アプリケーション配信ネットワーク「ADN」と関連製品を発表 |
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ADNは、一言でいえば企業内ネットワークを流れるビジネスアプリケーションやWebコンテンツを可視化し高速化、かつセキュリティを提供するインフラ。米Blue Coat Systems、技術・企業戦略担当バイス・プレジデントのデイブ・アスプレイ氏は、「いまどのユーザーがどのアプリケーションを使用していて、どのくらいのパフォーマンスレベルか、を可視化する。その上で重要な部分を高速化し、それほど重要でなければ低速化にする。さらに可視化の段階で必要な部分にセキュリティポリシを設定することもできる」とADNの役割を簡潔に説明する。 これを実現するためにアプリケーション監視をはじめWAN最適化、セキュアWebゲートウェイの3技術を組み合わせた製品がラインアップされている。具体的には、可視化にPacketShaperおよびIntelligence Centerが、高速化にProxySGはじめProxyClientおよびDirecterが、さらにセキュリティにProxySGやProxyClient、ProxyAV、WebFilter、WebPulse、Reporterなどが用意されている。 アスプレイ氏は「かつてPacketeerは可視化技術を世に先駆けて投入した歴史と実績があり、関連した豊富な知的財産も所有している。またサポート可能なアプリケーション数を論ずる際、他社はポート番号のみでいう場合が多いが、当社は実際にパケットの中身をみている」と、同社の可視化ソリューションの強みをアピールした。
前者は、Webベースで集中化されたリポーティングコンソールになっている。これにより企業は、個別では全データを集約してワンビューのもと可視化でき、ネットワークパフォーマンス問題の診断が容易になる。ブルーコートシステムズ SEディレクターの村田真人氏は「つまり、ビジネスクリティカルなアプリケーションモニタのほか、同時にはしっているアプリケーションの種類を表示する。また重要なアプリケーションにはSLAを設定でき、守れなかった場合の表示も可能」とリアルタイム・パフォーマンス・モニタリング機能を説明する。これでアプリケーション応答時間が許容範囲をオーバーしていれば、PacketShaperアプライアンスで帯域の再設定や優先順位の変更を行ったり、ProxySGアプライアンスで高速化技術の適用ができるというわけだ。同時に必要な管理リポートも大幅に増やしている。 また後者は、従来サポートされていた600種類以上の商用アプリケーションに加えて社内用にカスタマイズされたアプリケーションまで認識できるようになっている。これにより、IntelligenceCenterによるSLA設定に対してパワフルなサポートが可能となった。 アスプレイ氏は「ADNによれば可視化や高速化、セキュリティによりコントロールを手中に収められる。つまり可視化によりアプリケーションへの投資をより要件に沿わせられるし、意志決定も迅速になり、かつプロアクティブに防御もできる」と最大のユーザーメリットをアピールする。いまADN関係のユーザー数は5400万で、日本でも金融関係など数社が試験的に運用しているという。またADNの今後については、「PacketShaperの新版でカスタマイズされたアプリケーションのコントロールがさらに可能になり、どのユーザーがどのアプリケーションをどれくらいのパフォーマンスで利用しているのかなど、IPアドレスではなく、名前そのものでリアルタイムに確認でき、ヘルプデスク機能を強化できるようになる」と展望する。 なお、IntelligenceCenterおよびPacketShaperの新版は、3月1日から既存ユーザーへは機能強化版として無償提供される。 ■ ＵＲＬ ブルーコートシステムズ合同会社 http://www.bluecoat.co.jp/
（ 真実井 宣崇 ）
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