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シマンテック、柔軟なライセンス体系を採用したファイアウォールアプライアンスを発表 |
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同シリーズは、Red Hat Linuxをベースにした統合型ファイアウォールアプライアンスで、ファイアウォール機能のほか、侵入検知・防止（IDPS）、ウイルス対策、コンテンツ（URL）フィルタリング、VPN、スパム対策の機能を備えている。また、複数台設置による冗長化や負荷分散（HA/LB）も可能だ。 ラインアップは、10/100Baseポートが6つのエントリーモデル「5420」のほか、Gigabit Ethernetポートを6つ持つ「5440」「5441」、同8つの「5460」「5461」と計5機種が用意されており、5441と5461は1000Base-Tだけでなく、1000Base-SX（マルチモード）の光インターフェイスを持っている。 今回はライセンス体系が変更されており、SGS5400には最初から全機能がインストールされているものの、ソフトウェア的に機能が制限されている。標準では、50ノード分のファイアウォールと、トンネル数無制限の対ゲートウェイVPN、1同時セッション分のVPNクライアントライセンスのみ。それ以外の機能を必要とする場合は、Antivirus、IDPS、HA/LBなどの追加ライセンスを購入して機能制限を解除する。クライアント数も50をベースに25ごとに追加でき、無制限のライセンスまで用意されているので、「ユーザーは必要とする機能やネットワークの規模に応じて、最適な製品構成を選択できる。この新ライセンス体系導入により、従来製品に比べて最大35％の価格削減をした」（同社 製品戦略部 シニアマネージャ 福田健男氏）という。なお、機能追加時はアクティベーションすることで制限を解除するだけなので、改めて追加機能のソフトをインストールする手間はない。 保守は、1年分の「Gold Maintenance」が製品価格に含まれているため、コンテンツ・ソフトウェアのアップデートや、9時～17時の電話サポート、ハードウェア故障時の先出し交換などが追加費用なしに受けられる。24時間の電話サポートが受けられる「Platinum Maintenance」へのアップグレードや、2年目以降のGold Maintenanceもオプションにて提供されるとのこと。
ほかでは、「Symantec Gateway Management Interface」を採用し、Webブラウザベースでの管理が可能になった。また同社のSymantec Security Management System（オプション）によって、複数のSGS5400より出力されるイベント情報を一元管理したり、個別のポリシーやルールを設定して配布することもできる。 VPNはDES/3DES/AESに対応しており、3DESでは新たに専用ASICを搭載したため、90Mbps（5420）～600Mbps（5460/61）と前モデルに比べて性能が向上したという。また、クライアントとのVPN通信時にNAT traversalが可能になったので、NAT環境でもVPNが行える。 ファイアウォール機能は、広く使われているステートフルインスペクション（SI）方式だけでなく、アプリケーションゲートウェイ方式にも引き続き対応。スループットはSI方式のみであれば200Mbps（5420）～1.8Gbps（5460/5461）、両方式を使用した場合でも、95Mbps（5420）～730Mbps（5460/61）と高スループットを実現している。 シマンテックでは10月7日の発売を予定しており、標準構成時の価格は、5420が563,000円から、5440が1,263,000円から、5460が1,963,000円からとなっている。 ■ ＵＲＬ 株式会社シマンテック http://www.symantec.com/region/jp/ プレスリリース http://www.symantec.com/region/jp/news/year03/030924.html 製品情報 http://www.symantec.com/region/jp/products/sgs/index.html
（ 編集部 ）
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